XPath基礎編 - 1.クローラーとxpathの関係とは?
フォローするクローラーとxpathの関係とは?
Webクローラーは、Web上でデータを自動的に収集するプログラムです。XPathは、XMLやHTML文書内の要素を特定し、選択するための言語です。Webクローラーの場合、XPathは、HTML文書内のデータを特定し、抽出するために使用されます。
具体的には、XPathはHTMLドキュメント内のパスや条件を指定することにより、指定された要素や属性を選択できます。Webクローラーは、XPathを使用して必要なデータを特定し、抽出、分析、保存することができます。実際のWebクローラー開発では、XPathは通常、正規表現、BeautifulSoup、Scrapyなどの他の技術やツールと組み合わせて使用されます。
したがって、XPathはWebクローラーでよく使用されるツールの1つであり、Webクローラーが必要なデータを特定し、自動化されたデータ収集と処理を実現するのに役立ちます。
XPathでHTMLドキュメント内の要素を特定および選択する場合に最も一般的に使用されるXPath関数には、以下のものがあります:
//
:指定されたノードのドキュメント内のすべてのノードを選択します。たとえば、//div
はすべてのdiv
要素を選択します。.
:現在のノードを選択します。たとえば、.//a
は現在のノードのすべてのa
要素を選択します。@
:属性を選択します。たとえば、@href
はhref
属性を選択します。text()
:ノードのテキスト内容を選択します。たとえば、div/text()
はdiv
要素のテキスト内容を選択します。contains()
:テキスト内容が特定の文字列を含むかどうかを判断します。たとえば、//a[contains(@href,'example.com')]
は、すべてのhref
属性にexample.com
を含むa
要素を選択します。
以上は最も一般的ないくつかのXPath関数です。
以下は、XPathの基本的な書き方の例です。
<books>
<book id="1">
<title>Harry Potter and the Philosopher's Stone</title>
<author>J.K. Rowling</author>
<price>20.00</price>
</book>
<book id="2">
<title>The Lord of the Rings</title>
<author>J.R.R. Tolkien</author>
<price>25.00</price>
</book>
<book id="3">
<title>The Da Vinci Code</title>
<author>Dan Brown</author>
<price>30.00</price>
</book>
</books>
上記のXML文書では、<books>
要素の子要素として<book>
要素があります。各<book>
要素には、id
属性、<title>
要素、<author>
要素、<price>
要素があります。
以下の例では、XPathを使用して、<book>
要素のid
属性が「1」である書籍の<title>
要素を取得しています。
/books/book[@id='1']/title
XPathの書式は以下の通りです。
/要素名/要素名[@属性名='属性値']/要素名
上記の例では、/books
がルート要素を表し、/books/book
が<books>
要素の子要素である<book>
要素を表します。[@id='1']
は、id
属性の値が「1」である<book>
要素を指定し、/title
は<book>
要素の子要素である<title>
要素を指定します。
XPathを使用することで、Webスクレイピングの際に、HTML文書から必要な情報を簡単かつ正確に抽出することができます。XPathの書き方を覚えて、効率的なWebスクレイピングを行いましょう。
XPathを書くには
要素のソースコードを確認してから、要素パネルから “Ctrl + F” で検索欄を開きます。決めたXPathを入力すると、マッチング要素がハイライトされます。
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