Octoparse 8.5.2 がリリース!
フォローするWebスクレイピングツール「Octoparse」の最新バージョン 8.5(Windows&Mac)をリリースいたしました。Octoparseをインストールする前に、お使いのシステムに相応しいクライアントをダウンロードしてください。
ご注意:
1. Windows版はWindows 7以降のみをサポートしています(現在は x64ビットシステム のみをサポートしています)。XPシステム または x32ビットシステム の場合はバージョン7.3.0を利用してください。インストール方法はこちら »
2. Mac版はmacOS 10.10(Yosemite)または以降のバージョン(64ビット) のみをサポートしています。インストール方法はこちら »
本バージョンでは、ローカル抽出、ダッシュボード及びタスク構成により多くの機能を追加しました。特に加速モードにより、ローカル抽出でもデータ取得の効率を大幅に改善しました。旧バージョンより速くデータを収集でき、より簡単に使えるため、アップグレードすることを強くお勧めします。
また、macOSの部分バグが修正され、より使いやすいです。
本バージョンの新機能と修正は下記をご覧ください。
- 加速モード&通常モード
- 新しい実行ウィンドウ
- ローカル抽出の一時停止と再実行
- ローカル実行ログ
- ローカルデータを自動的にクラウドバックアップ
- タスク管理のためのより多くのバッチアクション
- より多くの並び替え方法とタスクのフィルター機能
- ローカル実行時間と実行回数
- クラウド抽出の優先度を更新
- より多くのクイックボタン
- タイムゾーン変換
- 該当URLループを追加
- クラウドサーバー群を切り替える
- セキュリティ強化
- 互換性修正
1.ローカル抽出
Octoparseはローカル抽出用の新しいマルチスレッド「加速モード」を追加しました。それは本アップデートのハイライトです。加速モードをオンにすると、Octoparseはローカルデバイスのアイドル状態のリソースを利用し、タスクをサブタスクに分割し、より高速なスクレイピングをできます。
この新機能には、これまで以上に選択の自由があります。タスクのワークフローの作成が完了した後、実行ボタンをクリックすると、ポップアップウィンドウが表示され、タスクの実行方法を尋ねられます。「ローカル抽出」と「クラウド抽出」だけでなく、従来の「通常モード」(タスク分割を無効にした状態)でタスクを実行したり、新機能「加速モード」を使用してローカルデバイスを限界まで利用したりできるようになりました 。
加速モードと通常モードの違いの詳細については、この記事をご覧ください。
また、新しい実行ウィンドウを備えて、ローカル抽出に関するほぼすべてのことを再設計します。ローカル抽出の実行ウィンドウに一時停止/再実行するオプションがあります。ウィンドウ内の4つのタブのいずれかでイベントログを確認することもできます。これは、タスクのトラブルシューティングに非常に役立ちます。
Octoparseは、ローカルデータをクラウドバックアップすることをサポートするようになりました。プロフェッショナル以上のプランを購入した場合は、タスクが停止または完了した後にローカルデータをクラウドに自動バックアップするようにOctoparseを設定できるようになりました。これは、APIを使用してローカルデータをデータベースに接続する場合に非常に役立ちます。
2.ダッシュボード
ダッシュボードのレイアウトが不十分だと、タスクを見つけることが面倒になります。本アップデートでは、ユーザビリティを向上させるために、ダッシュボードのレイアウトを調整しました。新しいカスタマイズ可能なインターフェースは、複数のタスクからより多くのリアルタイムデータを収集し、生成された洞察をグラフの形式で表示します。
タスク管理のためのより多くのバッチアクション
複数のタスクを選択して同時に管理できるようになりました。
より多くの並び替え方法とタスクのフィルター機能
フィルターを好みに合わせてカスタマイズする方法がより多くなり、多数のタスクを持 つユーザーにとって新しいダッシュボードはより楽しいツールになります。
ローカル実行時間と実行回数
ローカル抽出に大きな変更をしたため、ダッシュボードにローカル実行時間と実行回数が表示されるようになりました。
クラウド抽出の優先度を更新
クラウド抽出の優先度も更新されました。複数のクラウドタスクが実行されている場合は、1(最低)から99(最高)までの範囲の優先度を設定することで、それらに優先順位を付けることができます。
より多くのクイックボタン
削除とコピーなどのより便利なクイックボタンを追加しました。
3.タスク構成
タスクをより適切に設定することに役立ついくつかの便利な新機能を追加しました。
タイムゾーン変換
新しく追加されたタイムゾーン変換機能を使用して、任意のデータフィールドであるタイムゾーンから別のタイムゾーンに簡単に変換できるようになりました。
詳しくはこの記事をご覧ください。
該当URLループを追加
元の入力URLループをデータフィールドとして抽出できます。詳しくはこの記事をご覧ください。
クラウドサーバー群を切り替える
「タスク設定」にいくつかのクラウドサーバー群を切り替えるオプションを追加しました。 クラウド抽出の場合、対象サイトが特定の地域に向けているとそれを使用してみてください。
詳しくはこの記事をご覧ください。
4.macOS関係
本バージョンでは、macOSユーザーさんにも朗報があります。 Octoparseの安定性、パフォーマンス、または互換性を向上させ、macOS10.13以降に推奨されます。
セキュリティ強化
Octoparse8.5はApple からノータリゼーション (公証) を受けられましたため、それをはじめて開く際によいか確認するメッセージが表示されますが、Apple によるチェックで悪質なソフトウェアは検出されなかった旨が記載されます。
Mac のシステム環境設定の「セキュリティとプライバシー」はApp Store と確認済みの開発元からのアプリケーションを許可するように設定されている場合、Octoparse8.5をはじめて開く際に検証が不要になります。
互換性修正
今回のアップデートにより、macOS10.13との互換性の問題も修正されました。マイナーなバグ修正とパフォーマンスの改善も含まれています。
もし新バージョンの不具合や、Octoparseへのご意見、アドバイスなどがございましたら、ぜひご遠慮なくお寄せください。Octoparseは引き続きより良いサービス・機能を提供できるよう努めております。