すべてのクラウド実行タスクがローカルタスクより高速になるわけではありません。まず、タスク実行の流れについて見てみましょう。

クラウドモードを利用すると、世界各国にある複数のサーバーを同時に活用できるのが大きな特徴です。 複数のサーバーが同時にデータを抽出することで、1台で抽出するよりもトータルの消費時間が早くなります。 しかし、タスクが分割できないタイプのものであれば、以下の理由により、クラウドよりもローカルの方が高速になる可能性が高いです。

1.対象サイトをアクセスしたことのないサーバーを使用するため、すべてのリソースを再読み込みする必要があります。ローカルモードを使用している場合、サイトのリソースの一部はローカルコンピューターにキャッシュとして保存されるため、再度ダウンロードする必要はありません（なお、サイトにアクセスする履歴が残されるため、ブロックされる確率も高くなります）。

2.サーバーの選択を間違えています。 例えば、ターゲットサイトが日本のサイトであるにもかかわらず、US（米国）、FR（フランス）のサーバーを選択した場合。